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1. ビザ問題でキャンプ初日を欠場
メジャーリーグ・オリオールズにFA移籍した菅野智之投手（35歳）が、就労ビザ発給の遅れにより、2月13日（日本時間14日）から始まったバッテリー陣の春季キャンプ初日に参加できなかった。球団のマイク・エライアスGMは「ビザ手続きのため東京に滞在中。24時間以内に渡米し、週末までに合流する見込み」と説明。一方、ブランドン・ハイド監督は「リモートでミーティングしたが、直接会えていない」と述べ、早期の対面を期待する意向を示した。
2. ビザ遅延の背景と過去の事例
▷ ビザ発給遅れの影響
菅野は昨年12月、オリオールズと 2年1500万ドル（約20億円） で契約を締結。しかし渡米に必要な就労ビザ（ビザの種類：H-1BやO-1など）の発給手続きが完了せず、キャンプ初日に間に合わない事態に。米国ではビザ申請の混雑や審査遅延が近年増加しており、日本人選手も過去に同様の問題に直面している。【マルチ＆ヴィクタススポーツジャパン】
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▷ 過去の事例：藤浪・青柳のケース
- 藤浪晋太郎（メッツ）：2023年、ビザ取得待ちの間、米国で自主調整を続け、一時帰国後に正式取得。
- 青柳晃洋（フィリーズ）：今月のキャンプ初日にもビザ遅延で遅れ、1日遅れで渡米した。
3. オリオールズの対応と菅野の現状
▷ 球団関係者のコメント
- エライアスGM：「手続きは最終段階。週末の合流を想定している」
- ハイド監督：「彼の経験はチームに不可欠。早く投球を見たい」
▷ キャンプ施設の準備状況
フロリダ州サラソタのキャンプでは、菅野のロッカーに背番号「19」のユニフォームと練習着が用意済み。周囲には主力投手が並び、チームの期待の高さがうかがえる。
4. 今後のスケジュールと懸念点
- 最短で14日夕～15日に渡米し、現地でメディカルチェックを受けた後、投球練習に入る見通し。
- ビザ遅延が調整に与える影響は最小限とされるが、新天地での早期の環境適応が課題に。
- オリオールズは昨季101勝の強豪。菅野は中継ぎ・先発の両方で戦力視され、開幕ロースター入りが確実視されている。
5. まとめ：ファンへのメッセージと注目点
菅野の遅れは「想定内のトラブル」との見方も強く、オリオールズ関係者は冷静に対応。渡米後は、新フォームの確認や新球種の習得状況が注目される。日本時間2月16日頃の初投球に期待が集まる。
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