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神谷宗幣参政党代表が街頭演説で熱弁を振るう様子（時事通信）
【最新】参政党都議選で歴史的躍進！3議席獲得で政界注目
2025年6月22日に行われた東京都議会議員選挙で、参政党が初挑戦ながら3議席を獲得する歴史的躍進を遂げました。世田谷区から望月正謹氏（35）、練馬区から江崎早苗氏（39）、そして八王子市からよくらさゆり氏が当選を果たし、都議会で初の議席獲得となりました。
この躍進の背景には、自民党の裏金問題による逆風と、「日本人ファースト」を掲げる参政党への保守票の流入があります。参政党は2020年の結党以来、地方議員140人超、国会議員4人（6月28日に梅村みずほ参院議員が入党し5人）を擁する勢力に成長しています。
【炎上】神谷代表の「天皇側室発言」が2年越しで再び問題視される理由
しかし、参政党の躍進とともに注目されているのが、神谷宗幣代表（47）の過去の問題発言です。2023年6月29日に参政党のYouTubeチャンネルで公開された「最近問い合わせが多い女系天皇への見解について」と題した動画で、神谷氏は以下のような発言をしていました：
「私は今の皇室を維持するため、男系を維持するためには一番やるべきことは、もう”宮家の復活”だと思っております。ちょっと賛否両論あると思うんですけど、天皇陛下に側室を、やっぱり持っていただいて。たくさん子供を作っていただくと。昔はそうしていたわけですよね。」
この発言は現在、動画から削除されており、編集版が公開されています。動画の説明欄には「『男系を維持すべき』という神谷個人の想いから出た過去の歴史を例えに使用した部分について不快に感じる方が多かったため対象部分をカットさせていただきました」と記載されています。
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【政策分析】参政党「日本人ファースト」の具体的内容とは
| 政策分野 | 主要政策 | 特徴 |
|---|---|---|
| 皇位継承 | 男系男子維持、旧宮家復活 | 伝統重視 |
| 外国人政策 | 規制強化、日本人優先 | 保守色強化 |
| 経済政策 | 消費税段階的廃止 | 国民負担軽減 |
| 教育政策 | 日本人向け教育重視 | 愛国教育推進 |
参政党の「日本人ファースト」政策は、反グローバリズムを掲げ、外国人への規制強化や日本人優先の政策を打ち出しています。具体的には：
経済政策
- 消費税の段階的廃止
- 教育国債による子育て支援
- 日本国籍保有者を優先した経済支援
皇室政策
参政党は公式見解で「皇位継承については、男系男子による皇統の維持が大切」と明記し、「126代にも及ぶ長い歴史を通して、血のにじむような努力で紡いできた男系の皇統を、ひとときの時代の流れや価値観によって断絶させてはならない」と主張しています。
【問題の核心】なぜ今、側室発言が再び注目されるのか
参政党の躍進により神谷代表への注目が高まる中、X（旧Twitter）では都議選前後から側室発言を切り抜いた動画が拡散。以下のような批判が相次いでいます：
- 「いつの時代から来たんだ？この政党」
- 「『保守』を名乗りながら天皇陛下を侮辱してるよね」
- 「現代の価値観に反する発言」
昭和天皇の時代に廃止された側室制度の復活に言及したことで、参政党の「保守」としての姿勢に疑問の声が上がっています。
【党の対応】参政党は側室発言をどう説明するか
女性自身の取材に対し、参政党の担当者は「ご回答できません。すみません」と回答を拒否しました。側室発言が神谷氏個人の見解なのか、党の公式見解なのか、さらに発言を削除した経緯についても明確な説明はされていません。
この曖昧な対応が、かえって問題を深刻化させている側面があります。
【政治的影響】参院選への影響と今後の展望
街頭演説で「安保こそ争点」と訴える神谷代表
参院選への影響度
- 全都道府県への候補者擁立予定
- 支持率急上昇中（詳細数値は各種世論調査で確認）
- 保守層の票の受け皿として期待
懸念材料
- 側室発言による女性票の離反
- 「極右」イメージの定着
- メディアからの厳しい検証
参政党は7月20日投開票の参院選で全都道府県に候補者を立てると発表していますが、神谷代表の過去の発言が選挙戦にどのような影響を与えるかが注目されています。
【専門家の見解】保守政党としての課題と矛盾
政治学者らは参政党の躍進について「反既存政党の受け皿」としての機能を評価する一方、「保守を名乗りながら皇室への不敬発言」という矛盾を指摘しています。
真の保守政党であれば、皇室への敬意を最重視すべきであり、側室制度復活のような発言は保守の理念に反するという意見が専門家から出ています。
【結論】参政党の真価が問われる重要な局面
参政党の都議選躍進は、既存政治への不信と変革への期待を反映したものです。しかし、神谷代表の側室発言問題は、党の本質的な価値観と政治的成熟度を問う重要な試金石となっています。
今後の注目ポイント
- 党としての明確な見解表明の有無
- 参院選での有権者の判断
- 保守政党としてのアイデンティティの確立
「日本人ファースト」を掲げる参政党が、真に国民から信頼される政党になるためには、過去の問題発言への誠実な対応と、明確な政治理念の確立が不可欠でしょう。2025年参院選は、参政党にとって真の実力を証明する重要な選挙となりそうです。
参考資料
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